加入してよかった。年金のありがたみを、いま実感しています。
T・Hさん(65歳)
私は家庭用品の小売業を営んでいましたが、現在は店を閉じて年金で暮らしています。国民年金基金には、制度ができた当初から夫婦そろって加入しました。その当時は、出て行くお金が増えたような気がして、もったいないような感じもあったのですが、いざ受給してみると、「これはイイ」と実感しました。国民年金は、加入が義務づけられている。しかし、基金は自分の考えで入るものですし、「掛金が一定」「掛金の全額が税金の控除対象となる」などのメリットも多い。個人経営者にとっては本当に強い味方です。いまでは、娘たちにも「国民年金だけでは少ないから、国民年金基金にもしっかり入っておきなさい」とアドバイスしています。
経済的にも、精神的にもゆとりが生まれ、夢が持てるようになりました。
K・Iさん(67歳)
小料理屋をはじめて今年で33年目。以前は魚市場に勤めていたので、厚生年金からの転向組として国民年金基金に加入しました。当初の計画では、仕事は65歳までで終え、健康で余力がある間に引退して余生を楽しもうと思っていました。しかし、そう思いながらも商売を続けているのは、ひとつには健康管理のため。元気なのは商売をやっているおかげと考えています。自営業の強みは、自分が元気なうちは、ずっと働けること。ですから、年金も「生活のため」というよりは、ゆとりのための"下支え"として使いたい。そうすることで、年をとっても夢を持って生きることができると思います。これからもいろいろと楽しむために、体力をつけて長生きし、年金をうんともらわないといけませんね(笑)。